有機農産物の取り扱いについて(震災関連)
*放射能の自主検査を行いました(2011/8/1追記)
*福島県有機農産物の放射性物質残留検査について(2012/1/7追記)
東日本大震災で被害を受けられました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
[原発事故にともなう有機農産物の取り扱いについて]
㈱自然農法販売協同機構では、各産地の行政機関と連携・確認をはかり、
指導確認をいただきながら、安全基準に適合した有機農産物をお届けしてまいります。
食べる人の健康を守りたい
弊社では創業から一貫して、安全で安心な野菜を日本全国の食卓に届けることを使命とし、
長年、有機農産物の流通に携わってまいりました。
有機野菜は健康な体を作るもの。
不安な気持ちで有機野菜を食べる…、そんな事態があってはならないのです。
だから安心して食べることのできる野菜をお届けするために
我々にできる最大限の努力を重ねていきたいと思います。
・・・安心してお買物していただくために・・・
・有機野菜の産地を確認の上、ご注文いただけます。
安全性の確認された有機農産物をお届けいたしますが、
産地についてのご希望がある場合はご注文時に通信欄にてお知らせ下さい。
(※産地希望のある場合、通常よりお届けまで時間がかかる場合や入荷状況によって欠品する場合がありますのでご了承ください。)
・放射能モニタリング検査の結果を確認できます。
弊社より出荷しております有機農産物には、栽培内容が確認できるカタログナンバーが付いております。
情報登録には青果ネットカタログSEICA(外部リンク)をりようしております。
この検索情報から当該商品の近隣地域での放射能モニタリング調査委の結果と出荷制限の有無が
確認できます。
公式検査の結果を確認できますので、安心してご利用いただけます。
・出荷商品に対して、随時状況を確認してまいります。
行政で行われている食品中の放射性物質の検査結果を注視いたします。
また簡易検査にはなりますが、放射線測定器にて出荷する商品の状況を随時確認してまいります。
お届け商品には細心の注意を払い、場合によっては専門の検査機関に分析を依頼することも
視野に入れております。
[福島県の有機農産物の取り扱いについて]
原発事故後、福島県や北関東の農産物の出荷規制が相次ぎました。
出荷規制の対象外の野菜も「福島県産」や「茨城県産」であるだけで買い控えが広がっています。
夏は福島県のトマトやきゅうり、なすなどの果菜類が旬の時期ですが、
風評で消費者の方たちに購入してもらえない、
さらにはスーパーや小売店などで取り扱いを躊躇される状況となっております。
有機栽培ということで、一般栽培に比べて苦労して大切に育ててきた作物なのに、
手にとってももらえない状況にあることは農家さんにとって大きな悲しみになっております。
㈱自然農法販売協同機構は農家さんとともに成長してきた会社です。
農家さんが苦しみ、困っているときに背を向けることはいたしません。
農家さんを支援していきたい
だから、行政による出荷自粛や出荷停止がない限り、
福島県やその近隣地域の有機農産物の取引を続けていきます。
農家さんとの取引を続けることで、被災された農家さんを支えていきたいと考えております。
弊社から有機農産物を納品している一部のスーパーでは、「福島有機野菜応援フェア」を
開催していただき、支援に協力していただいております。
福島県産の有機農産物の取扱を続けることを不安に思われるお客さまもいらっしゃるかと思いますが、
何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
現在、出荷しております「福島県 あいづ有機農法生産組合」のきゅうり、なす、ズッキーニ、ミニトマトについて、
専門機関による放射能の自主検査をおこないました。
品目 | 栽培状況 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム |
きゅうり | 露地栽培 | 検出限界以下 | 検出限界以下 |
なす | 露地栽培 | 検出限界以下 | 検出限界以下 |
ズッキーニ | 露地栽培 | 検出限界以下 | 検出限界以下 |
ミニトマト | ハウス | 検出限界以下 | 検出限界以下 |
検査機関:株式会社 加速器分析研究所 白河分析センター
測定日:2011年7月27日
すべての品目で、放射性ヨウ素、セシウム共に検出されませんでした。
千葉県の北総ベジタブルの有機野菜(ほうれん草、小松菜、みず菜、ねぎ、人参)について、
放射能残留をゲルマニウム検出器による正式検査を実施いたしました。
すべての品目で、放射性ヨウ素、セシウム共に検出されませんでした。
福島県産有機農産物の放射性物質残留検査
[実施要領]
- 2012年1月より、福島県から出荷される契約生産者の有機産物について、すべて出荷前に、「作物ごと」、「生産者ごと」、「圃場ごと」というロットにて、放射性物質の残留検査を行い、厚生労働省の食品基準に合格していることを確認した上で出荷を開始します。(精度:検出限界10ベクレル/kg)
- 検査項目は、「放射性ヨウ素(I131)」、「放射性セシウム134(Cs134)」、「放射性セシウム137(Cs137)」とします。
- 検査データにつきましては、弊社に常備致します。